こんにちは。
今回のコラムを担当させていただきます、絵本教育アドバイザーのスダ ノブコです。
【スダ ノブコってこんな人!】
- 特別支援学校教員歴15年(現在は非常勤)
- 司書教諭
- 2児の母
- 絵本教育アドバイザーとして、「もっと学びがおもしろく・深くなる絵本」を ブログで発信中。
また、その子に合わせてぴったりな絵本を紹介する絵本紹介サービスも実施中。
今回は教育と発達の視点から、「文字や数字を覚えるための力を育む絵本」をご紹介します。
文字や数字を覚えてほしい
- 名前が読めるようになってほしいなぁ…
- 数字を覚えてほしいなぁ…
- 読んだり書いたりしてくれたらなぁ…
お子さんに対して文字や数字を覚えてほしいなぁという想い、あると思います。
でも焦りは禁物、無理に覚えさせようと思っても逆効果です。
なぜなら、
文字や数字を覚えるためには「ある力」を身につけないといけないからです。
文字や数字を覚えるために必要な力とは?
以下に解説していきます。
文字や数字を覚えるための力
文字や数字はいわゆる記号=マークのようなものです。私たちは言わばいろんな形のマークに意味をもたせて何かを伝える手段にしています。
つまり、まずは
「いろんな形を見分ける力」
が必要となってきます。
たくさん種類がある文字や数字の中で「これとこれは同じ、これは違う」といった
「形を見分ける力」=「同じ、違う」
を理解する力がないと、
文字や数字の違いがわからず理解には至らないのです。
まずは簡単な形の違いを理解しよう
「同じ、違う」を理解するために、まずは
簡単な形の違いを理解することから始めます。
例えば まる、さんかく、しかくの中から同じもの同士を合わせたり、集めたりする学習があります。
これは、簡単な形を見分けて、「同じ・違う」の考え方を学んでいます。
簡単な形を見分けられるようになってきたら、徐々に文字や数字への学習に進みやすくなります。
「同じ、違う」の理解を育む絵本
「同じ、違う」の理解を促すために、
形を意識できるような絵本や
ものの違いを意識できるような絵本
を何冊かご紹介します。
①『かたちのえほん まる さんかく しかく 3冊』
『かたちのえほん まる さんかく しかく 3冊』
大塚いちお 作
福音館書店
②『いいおかお』
『いいおかお』
どいかや 作
主婦の友社
③『まるさんかくぞう』
『まるさんかくぞう』
及川賢治、竹内繭子 作
文溪堂
④『おんなじ おんなじ』
『おんなじ おんなじ』
多田ヒロシ 作
こぐま社
⑤『おんなじ だあれ?』
『おんなじ だあれ?』
しもかわらゆみ 作
あかね書房
おわりに
いかがだったでしょうか?
学習には順序があります。文字や数字を理解するためには、まず「同じ、違う」を理解する力を身につけなくてはいけません。
学習の時間の中で必要な力を身につけることも大切ですが、普段絵本を楽しむ中で自然と学びが身についていく。
そのように、絵本は楽しみながら学びを深める役割も果たしてくれるのではないか、と思っています。
今回のコラムでは特に文字や数字の理解を深堀りしてオススメ絵本を紹介しましたが、
絵本ブログ
「絵本のチカラ 絵本で学びをもっとおもしろく。」
では、さらに様々な学びを楽しく促す絵本を紹介していますので、そちらの方にもよろしければ遊びに来てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※こちらの記事は、特別支援学校の先生で絵本教育アドバイザーのスダ ノブコさんよりご提供いただきました。みなさんもぜひ、スダ ノブコさんのブログをのぞいてみてくださいね(^^♪
この記事を書いた人
スダ ノブコ
特別支援学校教員歴15年(現在は非常勤)。司書教諭。長女8歳、長男2歳の二児の母。絵本教育アドバイザーとして、教育と発達の視点から「もっと学びがおもしろく・深くなりそうな絵本」の情報を発信している。お子さまの年齢や好みに合わせて絵本を紹介する「ぴったり絵本サポート」も実施中。絵本作家志望。
▼ブログ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100090501323625
https://instagram.com/non.4753?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D&utm_source=qr
▼Threads
https://www.threads.net/@non.4753
絵本屋だっこコラムでは、新米ママたちへ向けたお役立ち情報を載せていきます!
こちらのコラムページでは、重心児や自閉症・発達障害などの障害児を育てる先輩ママたちにご協力いただき、新米ママたちへ向けたお役立ち情報を発信していきます!
<コラムに載せる内容例>
- 障害児ママたちの体験談まとめ【連載企画】
- 障害児向けの便利グッズ
- 障害児育児のお役立ち情報
- 障害児が使える福祉サービスについて
- 障害児の将来に関すること など……
今、子どもに障害を宣告され、不安いっぱいのママたち、まだまだ子どもが小さく先が見えず不安なママたちへ、必要な情報を届けられればと思っています。
コラム掲載のご案内は、公式LINEやインスタなどで行なっていきますので、ぜひチェックしにきてくださいね!
▼公式LINEのご登録・お問い合わせはこちら
▼絵本屋だっこInstagram
※コラム掲載のご案内は、主にストーリーでお知らせします♪
コラム記事を書いてみたい方を募集中!
絵本屋だっこでは、子どもに障害があって外に働きに出られないママたちの働き場所をつくる取り組みをスタートさせました。こちらのコラム記事執筆も、そのひとつです。
報酬は多くは出せませんが、お手伝いいただける方がいればぜひ公式LINEよりお問い合わせください。一緒に活躍の場をつくっていきましょう!
▼公式LINEのご登録・お問い合わせはこちら
ボランティアさんも募集中♪
絵本屋だっこコラムでは、障害児ママ以外にも、情報発信をしてくださる方を募集します♪
たとえば、特別支援学校の先生、リハビリの先生、デイのスタッフさんなど、障害児ママたちの不安を解消できるような情報発信をしたいという方がいましたら、ぜひご協力ください!
みなさまのあたたかなご協力をお待ちしております(^^♪