作家名:しょうじあいか
profile
北海道在住の3児の母。長男が結節性硬化症という難病をもって生まれる。
言語理解が難しい長男にも読んであげられる絵本を作りたいという思いから、障害児向け絵本作家として活動開始。
ライター・脚本家としても活動。いくつかの絵本脚本を手がけている。
経歴
- 群馬生まれ岩手育ち
- 北海道教育大学函館校を卒業
- 幼稚園教諭として3年間勤務
- 結婚後、保育士資格を取得
- 障害者グループホームでパートを経験
- 習い事型児童デイで児童指導員兼、体操教室の先生として勤務
- 第三子出産を機にライターとして活動開始
- 2022年から障害児向け絵本作家として活動開始
- 2022年11月 医療的ケア児等支援協会からの依頼で紙芝居イラストを担当
- 2023年2-3月にクラファンに挑戦し389%で達成
- 2023年3-9月 自作絵本を全国の重心デイ400施設へ配布
- 2023年4月 絵本屋だっこ立ち上げ
- 2022年2月 障害児ママたちが在宅で働ける場所をつくるための「合同会社はやと」を立ち上げ
- 2024年6月 NPO法人絵本屋だっこ立ち上げ
資格
- 保育士資格
- 幼稚園教諭免許
- 中高の教員免許
- メンタル心理カウンセラー資格
しょうじあいかのおすすめ絵本
ぼくのにぃに
わが家をモデルにした、きょうだい児がテーマの絵本です。障害や偏見について考えるきっかけになればという思いで作りました。
「フツウってなんだろう?」
「障害児は本当にかわいそうなの?」
そんな問いに、あなたなりの答えを考えていただけるとうれしいです。
こちらの作品は、ありがたいことに、たくさんの反響をいただいています。
販売目的の作品ではありません。ぜひ一度、ご覧いただけるとうれしいです。
しょうじあいかの絵本一覧
どっち?
選択をテーマとした絵本です。お子さんと保育者が同じ対象を見る「共同注視」の練習にも。共同注視ができるようになると、言語の理解も進むといわれています。
■英語版
「Which One Do You Like?」Amazon販売ページ>>
みてみて
見ること(注視)の練習用にと作った絵本です。とくに赤色は視力が未発達な赤ちゃんやお子さんが捉えやすい色とされています。
■英語版
よけろ!
だっこで揺れと体感覚を楽しめる絵本です。タオルブランコなど激しめの動きが好きなお子さんに。
■英語版
ゆーらんゆーらん
「ゆーらんゆーらん」にあわせてゆったりとした揺れを楽しめる絵本です。絵本をうまく見れないお子さんにも。
■英語版
「Floating Floating」Amazon販売ページ>>
ぴんぽーん
ばあばからのリクエストで作った絵本。次はどんなお客さんがくるのかという、「期待」の感情を育むことを目的に、「ぴんぽーん」の、繰り返しを楽しめます。
■英語版
ぺったんこ
歌にあわせて触れ合い遊びを楽しめる遊び絵本です。障害があってもなくても、大きなお子さまでもお楽しみいただけます。
■英語版
かお
「感情」と対応の学習を目的に作った絵本です。自閉症のお子さまなど、他人の感情を理解しにくい場合などに試してみていただきたいなと思います。
■英語版
がたがたどんどん
言語理解のないお子さまでも楽しめる、歌絵本です。抱っこしながら揺れとリズムを楽しんでいただければと思います。ぜひ動画でお歌を覚えて遊んでみてくださいね。
■英語版
「Vroom Vroom Hunk Hunk」Amazon販売ページ>>
おいでおいでぎゅー
愛を伝えながらお子さまを抱きしめられる絵本です。「大好き」は、子どものすべてを肯定する魔法の言葉です。絵本を通じて、お子さまに愛を伝えてあげてくださいね。
■英語版
おたんじょうびおめでとう(男の子版・女の子版)
障害があってもなくても贈れるお誕生日絵本。女の子版と男の子版、それぞれ英語版もあり、売り上げは全額、施設への絵本配布の資金となります。
■英語版
■英語版
吃音を知る絵本「うまくしゃべれないぼくは、へん?」
この絵本は、北海道吃音・失語症ネットワークさまから依頼を受け、しょうじあいかが作成しました。
話すことに苦手さがありながら、吃音を知らず、ひとりで悩んでいる子どもたちへ向け作った絵本です。
Amazon版絵本の売り上げは、北海道吃音・失語症ネットワークさまのご意向により、全額、障害児支援のための寄付とさせていただきます。
▼読み聞かせ動画
7月15日出版「みんなでたっち!」
この絵本は、絵本屋だっこオープン記念の作品として、多様な個性をもつ子どもたちの似顔絵をもとに制作しました。
障がいのあるお子さんには、身体認識や他者の認識などを目的とした発達支援のために、他のお子さんには障がいのある子どもたちはこんなに身近にいるんだよという意識づくりのためにご活用いただければと思っています。
この絵本には、うまれつき疾患をもって生まれたお子さん、経鼻経管や気管切開のためのカニューレをつけたお子さん、酸素をつけたお子さんなども登場します。
ぜひデイや療育施設、幼稚園、保育園、こども園などでご使用いただき、インクルーシブへの「気づきの種」をまいてほしいなと思っています。
▼読み聞かせ動画を公開しています
インクルーシブ絵本「みんなでたっち!」作:しょうじあいか
■サイズ:A4スクエア
■対象年齢:0歳~
2024年2月27日出版『3ねんと2かげつのいのち』作:しょうじあいか
絵本の出版日、2月27日は、18トリソミーの女の子、未紗ちゃんの命日です。
未紗ちゃんが亡くなってから、ちょうど1年の節目に、大切な絵本を出版させていただきました。
この絵本を作ることになったきっかけは、ある方からのこんなメッセージからでした。
わたしが実施したクラファン直後の、3月ごろだったと思います。
「クラファンの10万円リターンを、今からお願いできないか。未紗ちゃんという子のことを、絵本にしてほしい」
と。
その後、未紗ちゃんのお母さまとコンタクトをとらせていただき、これも何かのご縁と、絵本を作らせていただくことになりました。
寄付作品として、お金はいただかずに対応することにしました。
■絵本のこと
絵本で描いた内容は、未紗ちゃんのお母さまがこれまでに発信されてきたインスタグラムの文章から引用させていただきました。言い回しも、お母さまの言葉、ほぼそのままです。
未紗ちゃんが生まれてからの迷いや葛藤、喜び、きょうだいの気持ちなど、ご家族の過ごしてきた時間をそのまま感じていただけるかと思います。
未紗ちゃんが亡くなっておつらい状況のなか、気持ちを伝えてくださったご家族には感謝しかありません。
絵本は、ご家族の気持ちの整理ができてからの出版がいいと思い、お話が上がってからしばらく時間をいただき、未紗ちゃんが亡くなった1年の節目にださせていただきました。
■作者しょうじあいかの想い
わたしは、この絵本を通して、障害のある子どもをもった家族のこと、親やきょうだいの想いを、少しでも「知る」きっかけになればと思っています。
障害をもった子どもが生まれた当事者家族の気持ちは、なかなか自分ごとと捉えることは難しいと思っています。
わたし自身も、息子が生まれるまでは、障害という言葉、そうした世界はどうしても「他人事」でした。でも、実際には、すべての人が突然、マイノリティの世界に放り込まれる可能性があるのです。
突然の病気や事故 我が子が病気をもってうまれる可能性、
家族に、孫に、親に、大切な人に、突然の不幸が訪れることもあります。
そうした現実を知り、どれほど自分ごととして捉えるかで、社会は変わっていくと思います。
何か具体的に行動してくれなくてもいい。
ただ寄り添いの心でいてくれたら。
個人的にはそう思っています。
絵本は、読み聞かせ動画も公開しています。
どうか、知ってください。
▼YouTubeの読み聞かせ動画
YouTube動画で絵本を読んでくださったのは、眞鍋亜樹さん。市の認可外保育所をされてる保育士さんで、市議会議員さんだそうで。
医ケア児が保育所に入れるように動いてくださっているそうです。未紗ちゃんとも、遊んでくれたことがあるそうですよ。
とっても優しい読み聞かせ、ぜひ動画でみてみてくださいね。
『3ねんと2かげつのいのち~未紗が教えてくれたこと~』
さく:しょうじあいか
◾️絵本サイズ
B5スクエア
◾️対象年齢
大人向け
※この絵本の売り上げは全額、立ち上げ予定のNPOへの寄付となります。
2024年6月1日出版 インクルーシブ歌絵本『ねえきいて』作:ながえゆうこ/しょうじあいか
この絵本は、障害児を対象とした音楽教室を運営する長江祐子さんと、障害児の母で絵本作家のしょうじあいかが、「障がいがあってもなくても楽しめる歌絵本をつくりたい」との思いで、合作で作った作品です。
内容は2人で考え、イラストをしょうじが作成、完成した絵本に長江が歌をつけ、触れ合い遊びとしても楽しめるよう、しょうじが触れ合い遊びを考案しました。
絵本内には、楽譜や歌動画、触れ合い遊びの動画をQRコードで掲載。就学前くらいまでのお子さんには「音あて遊び」として、また重い障害があるお子さんでも耳や触れ合いの感覚から楽しめる内容となっています。
この絵本は障害児支援を目的とするサイト「絵本屋だっこ」で管理し、絵本の売上は全額、障害児支援のための寄付とさせていただきます。
障害の有無を問わず、多くのお子さんに楽しんでもらえる絵本となることを祈っています。
▼YouTubeの読み聞かせ動画(作曲・歌:長江祐子)
▼絵本を使った触れ合い遊び
インクルーシブ歌絵本『ねえきいて』
さく:長江祐子
絵:しょうじあいか
◾️絵本サイズ
A4スクエア
◾️対象年齢
0歳~
しょうじあいかのその他著書
ある日突然、障害児の母となったあなたへ
障害児の母となるのは、誰でも突然です。心の準備などなく、いきなり、
「これからは障害児の母として生きてください」
と、思いもしなかった道へ進むこととなるのです。
思い描いていた理想の未来を、わが子を失ったショックは、子どもを亡くしたのと変わらないほどの心理的負荷があるのだと、ある心理学者は言っています。
苦しみの時間から抜け出すことは、簡単ではありません。多くの障害児ママたちの経過をみても、実体験からも、数年単位の時間がかかることは間違いないでしょう。
しかし、そんなショックの最中にも障害をもったわが子との日常は慌ただしく進んでいきます。
そんなときに、わたしたちは何を見つめ、どう考えていけばいいのか……
息子が生まれてから10年。10年の年月をかけてたどり着いた、わたしなりの答えを本書に記しました。
わが子の障害を受け入れられない方、毎日が苦しくてしかたがない方に、何かヒントとなればと思います。
Amazonから電子書籍・ペーパーバックを購入できますので、気になった方はぜひ見ていただけるとうれしいです。
「ある日突然、障害児の母となったあなたへ」Amazon販売ページ>>
しょうじあいかのSNS
インスタやYouTubeなど、ご登録いただけるとうれしいです!
新作絵本の紹介や、思いつきイラストなどを載せています。活動報告なども、インスタをメインに行なっています。
■YouTube
チャンネル名:「絵本屋だっこ🌱インクルーシブ絵本作家しょうじあいか」
読み聞かせ絵本の再生リストをご用意しています。ぜひご登録のうえ、動画としてお楽しみください。
新作絵本のご紹介や息子の育児についてなど、たまーにつぶやきます。
脚本家として所属中の MOOVED BOOK
MOOVED BOOKは、完全オリジナルの絵本作成サービスです。
現在、こちらのサービスに、脚本家として所属しています。
結婚式の思い出絵本やペットとの出会い絵本、人生録絵本など、オリジナル絵本製作にご興味のある方は、以下HPからお問い合わせください。
絵本はわたしが脚本を考え、プロのイラストレイターさんがイラストを描いてくださいます。作品イメージはインスタからも確認できます。