2024年3月9日中日新聞にはんりくんの絵本が掲載
2月に出発した、障害者アーティストたてふじはんりくんの絵本「さかな さかな なんだ?」、お母さまが市内の保育施設等に絵本を寄贈されたことで、新聞に掲載されました!
寄贈の際は、1枚1枚手描きのメッセージカード(お魚イラストとメッセージ付き)を描かれたはんりくん。より想いが伝わる寄贈になったことと思います。
以下に、新聞の内容を転記しましたのでぜひ読んでみてください🎵
以下、記事より転記。
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奥山さんに刺激 立藤さん初の絵本
知的障害で自閉症がある犬山市の立藤絆吏(はんり)さん(13)が、自身はじめてとなる絵本「さかな さかな なんだ?」を発行した。ページをめくるたび、色鮮やかな魚たちと出会える絵本。5日には市役所に市長を訪ね、小中学校や保育園などに計66冊を寄贈した。
立藤さんは地元の小学校を卒業し、現在は特別養護学校に通う。父功一さん、母みどりさんによると、もともと点つなぎの教材が好きで、次第に動物の絵を描くようになったという。市主催作品展の人気投票で絵が1位になったほか、「あいちアールブリュット展」で2年続けて企業ノベルティに採用されたこともある。
絵本は、知的障害があり画家として活動する小牧市の奥山優さんにも刺激をうけて発行を決めた。立藤さんが去年からよく描くようになった魚の絵に、障害児がいる絵本作家しょうじあいかさんがストーリーをつけた。
寄贈のために訪れた市長がお礼を伝えると、立藤さんは「はーい」と元気よく応じ、好きな絵は「魚」と話した。みどりさんは、「シンプルですが表情豊かな絵。絵本が障害について知ってもらうきっかけになれば」と話した。
絵本は40ページ。ユーチューブで公開しているほか、ネットで購入もできる。
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ちなみに、中日新聞さんの計らいで、立藤さんが憧れたと話した奥山優さんの記事(市営バスのラッピング広告に採用)と、隣にしていただいていました。
わたしとしても、絵本出版を手伝わせていただいた2人が同じ誌面に掲載されていて、感動でした!
「絵本で障害への理解を広めたい」
「絵本づくりをどうにか支援につなげていきたい」
との思いではじめたアーティストの無償出版支援ですが、お母さま方の思いと行動で、わたしの夢を後押しいただいています。
みなさんには、頭が下がるばかり。
絵本の売り上げは、すべてアーティストに入り、直接支援に繋がります。
これからも素晴らしいアーティストたちの応援、絵本のご購入を、どうぞよろしくお願いいたします!
絵本屋だっこ代表
インクルーシブ絵本作家
しょうじあいか
【出版支援】2月10日出版『さかな さかな なんだ?』作:たてふじはんり
【作品内容】
ここは、いろんな魚たちが住む海の世界。「さかな さかな なんだ?」の合言葉とともに、たくさんの海の仲間たちと出会います。ページをめくって、鮮やかな海の中に飛び込みましょう!ワクワクと学びが詰まった絵本が、あなたを心躍る海の世界へご招待します。
【制作にあたって】
この絵本のイラストを描いたのは、立藤 絆吏くん13歳(2024年現在)。彼は知的障がいを伴う自閉症がある中学1年生の男の子です。
彼が絵に興味を持ったのは小学1年生の頃でした。点つなぎの教材が大好きで、それから毎日絵を描くようになったそうです。
今回お母さまからご提示いただいた、たくさんのイラストも、絆吏くんが図鑑を見ながら毎日少しずつ描き溜めたものとなっています。
その中から物語になりそうなイラストをピックアップし、組み合わせて、絵本作家しょうじあいかがストーリーを考案させていただきました。
ぜひ絵本を通して絆吏くんの頭の中で描いた世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
▼YouTubeの読み聞かせ動画
『さかな さかな なんだ』
え:たてふじはんり
さく:しょうじあいか
◾️絵本サイズ
A4スクエア
◾️対象年齢
3歳程度~
※この絵本の売り上げは全額はんりくんに入ります。
▼英語版もあります!