吃音絵本について、NHKのニュースや新聞で取り上げられました！

2023年6月1日に出版した吃音絵本「うまくしゃべれないぼくは、へん？」について、NHKのニュースで取り上げられました。

吃音絵本は北海道吃音・失語症ネットワークさまの依頼を受けてしょうじあいかが作成したもので、団体により全道のことばの教室へ無料で配布されます。

そうした取り組みについて、NHK「ほっとニュース北海道」のなかで紹介していただいています。

ニュースの内容はNHKサイトから動画でご確認いただけます。

※7月7日、全国版のNHKニュースでも同様の内容が流れていました！

NHKで取り上げられた吃音絵本の内容
テレビ北海道「5時ナビ」で紹介
新聞にも吃音絵本について紹介（北海道新聞）
- 吃音を知る絵本「うまくしゃべれないぼくは、へん？」

NHKで取り上げられた吃音絵本の内容

6月11日に流れたニュース（1分程度）＞＞

6月22日に流れたニュース（当事者インタビューなど、5分程度）＞＞

以下に、ニュースの内容をNHKサイトから引用してご紹介します。

言葉がスムーズに出てこなかったり、つっかえたりしてしまう「きつ音」について知ってもらいたいと、言語聴覚士や当事者などがきつ音に悩む小学生を主人公にした絵本を制作し道内の子どもたちに届ける取り組みが行われています。

絵本を制作したのは、言語聴覚士やきつ音の当事者などでつくる団体「北海道吃音・失語症ネットワーク」で、メンバーがみずからの体験などをもとに話しあいを重ね、１年以上かけて制作しました。

絵本では、思うように話すことができない小学２年の男の子が一歩を踏み出して、きつ音であることを知り、友だちなどに理解を求め、周囲も少しずつ変わっていく様子が描かれています。

この団体では今後、この絵本を言語障害がある子どもたちが通う「ことばの教室」などに無料で送るほか、絵本の売り上げは障害がある子どもたちのために寄付されるということです。

絵本を制作したきつ音当事者の寺島渓さんは、「小学校の頃、きつ音について知らず、なぜ他の人と同じようにすらすら話せないんだろうと不安がありました。まずは、きつ音について知ってもらい、つらい思いをしているのは自分１人ではなく、周囲の人に相談していいということを伝えたいです」と話していました。

言語聴覚士の三谷潤さんは、「きつ音で悩んでいる子どもたちに当事者の思いを伝えるとともに保護者にとってもお子さんを応援する手がかりになればと思います。また、学校の先生にも手にとってもらい、みんなで応援できる体制につながればと思います」と話していました。

テレビ北海道「5時ナビ」で紹介

8月28日のTVhの番組「5時ナビ」でも取り上げていただいたようです。

放送内容＞＞

新聞にも吃音絵本について紹介（北海道新聞）

7月7日の北海道新聞でも、吃音絵本の記事が掲載されています。

以下に、新聞の内容をご紹介します。

吃音の悩み絵本で寄り添う

滑らかな発音が苦手な「吃音」がある人への理解を広げようと、札幌市のNPO法人「No Limits　北海道吃音・失語症ネットワーク」が絵本「うまくしゃべれないぼくは、へん？」を発行した。制作に携わったのは吃音を抱えるメンバーで、子どもたちに「一人で悩みを抱え込まず一歩踏み出して」とのメッセージを込めた。

主人公は小学2年生。学校で話し方をからかわれてつらい思いをするが、母親や医師らに苦しみを話すことで周囲に理解を得られ、自分らしく学校生活を送れるようになるーという物語だ。

絵本制作は子どもや保護者の悩みに寄り添いたいと同法人が企画。道内在住の絵本作家しょうじあいかさんが脚本と絵を担当した。

筋書には、メンバーの実体験を盛り込んだ。幼少時代「いじめやからかいの苦しみを1人で抱え込んできた」と話す寺島渓さん（25）の経験のほか、「周囲の人に困りごとを打ち明けて」と話す内海浩平さん（26）、「自分らしく、何事にも前向きに挑戦してほしい」と言う畑中日菜さん（23）の思いも反映させた。

A4変形型28ページ。千円。6月1日に発行し、道内144の公立小中高校のことばの教室に無料配布するほか、インターネットサイトのアマゾンで販売している。売り上げは障害児支援に寄付する。

吃音絵本に関する情報は、以下をご確認ください。