絵本出版マニュアル PR

著者用コピーの注文方法や活用法

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

KDPでは、印刷価格で販売物とまったく同じ品質の著者用コピーを注文することができます。

このページでは、著者用コピーの概要や注文方法、活用シーンをご紹介します。

著者用コピーとは?

著者用コピーとは、著者特権で出版物を印刷コストのみで購入できるサービスです。2022年からKDPで実装されました。

届く出版物は販売物とまったく同じ品質です。

ちなみに、24~28ページのカラー絵本の場合だと、印刷コストは475円となっています。

著者用コピーと校正刷りの違い

KDPの似たようなサービスに校正刷りというものがありますが、これは出版前に印刷物を確認したい方用のサービスです。

料金は著者用コピーとまったく同じですが、表紙に「Not for Resale (再販禁止)」 という透かしが印刷されるため、再販はできません。

著者用コピーは透かしなし、再販も可能

著者用コピーは販売物とまったく同じ品質であり、再販も可能とAmazonから明記されています。

参考:Amazon KDP 利用可能になった著者用コピーはどのように使えば良いですか?

著者用コピーの使い道

著者用コピーは、以下のようなケースのときに便利です。

  • 自分用のコピーがほしい
  • まとめて注文して手売りで売りたい
  • 知り合いにプレゼントしたい

KDP絵本の場合だと、印刷コストに送料等がプラスされるため、どうしても印刷コストよりも価格を高く設定しなければなりませんが、著者用コピーであれば半額以下で購入できます。

絵本屋だっこの絵本の場合の価格例:

【KDP絵本の価格例(A5・カラー印刷の場合)】

設定価格(税抜き)909円
販売価格(税込み)1,000円
印刷コスト・著者用コピーの価格475円
設定価格(購入価格)の最低値792円

販売価格1,000円の場合だと、印刷コストは475円なので約半額で購入できる計算になります。

著者用コピーを一度に注文できる数は999部(まとめ買いも可能)

著者用コピーはまとめ買いも可能で、一度に999部まで注文できます。

一方、校正刷りの場合は一度に注文できる冊数は5部までです。

著者用コピーの送料(400円~)はプライムの対象外

著者用コピーの注意点として、注文ごとに400円~の送料がかかります。注文冊数により、送料は変わります。

ちなみに、100部の場合だと、送料は2,500円でした。

先ほど例にあげた価格の場合だと、1冊のみの注文の場合、印刷コスト475円+送料400円=875円がかかる計算になります。

よって、まとめて購入したほうが、かかる送料のぶん割引率は高くなりそうです。

著者用コピーの注文方法

著者用コピーは、KDPの出版物を編集する画面「本棚」から注文できます。

KDP著者用コピーを注文する場所

本棚画面では出版物が一覧で表示されるため、注文したいペーパーバック(紙の本)の右側、「…」ボタンをクリックします。

KDP著者用コピーの注文方法

すると、編集項目などのメニューが表示されるため、そのなかから「著者用コピーを注文」をクリックしてください。

注文画面に切り替わるので、数量を選択し、マーケットプレイス(販売国)は「Amazon.co.jo(日本のアマゾン)」を選択します。

KDP著者用コピーを注文するには?

「注文を送信」をクリックすると、Amazonのお買い物サイト(ショッピングカート)へ切り替わります。

注文内容に間違いがないことを確認したら、「レジに進む」をクリックしましょう。

KDP著者用コピーの注文後のAmazon画面

あとはAmazonでのお買い物と同様に注文ができます。注文後は3~5日程度で著者用コピーが自宅に届きます。

参考:Amazon KDP 校正刷りまたは著者用コピーを注文するにはどうすればよいですか?

著者用コピーは複数冊の注文におすすめ

著者用コピーは注文場所がわかりづらいですが、注文方法は簡単です。

複数冊の注文の場合、正規の販売価格で買うよりもかなり安く本物同様の品質の出版物を入手できます。

KDPで本を出版した際は、自分用+お友達へのプレゼントなどにぜひ著者用コピーを利用してみてくださいね。

KDP絵本出版のマニュアルをご用意しています

絵本屋だっこでは、絵本を作りたい作家さんを応援するため、KDP出版までに必要な工程をすべてマニュアル化し、無料で公開しています。マニュアルは以下のページより一覧でご確認いただけます。

作家さん向けマニュアルをみる>>

 

障害児向け絵本を扱う絵本屋だっこ
寄付作品募集このページでは、KDP出版の概要としてメリット・デメリットと出版までに必要な作業を紹介しています。特に、絵本をKDPで出版したい方には、出版までに必要なマニュアルもご用意しています。絵本屋だっこで障害児支援につながる絵本を作りませんか?...
障害児向け絵本を扱う絵本屋だっこ
絵本屋だっこって? 絵本屋だっこは、障害児者や家族の支援を目的とした絵本屋さんです。 絵本作家しょうじあいかの絵本および、寄付を目的に提供いた...