このページでは、さまざまな障害を持ちながら素晴らしいイラストを描かれている障害者アーティスト・作家さんとのコラボ絵本などをご紹介します。
【絵本屋だっこは障害のあるアーティストさんを支援します】
インクルーシブをテーマとした絵本屋サイト「絵本屋だっこ」では、障害をお持ちのアーティストさまのKDP絵本・作品集の出版支援をしています。
- ストーリーは難しいけどイラストは描ける
- いずれはイラストで食べていきたい
- 自分の障害への理解を深める絵本をつくりたい
そんな方がいらっしゃいましたら、ぜひサポートさせてください。
絵本に限らず、イラスト集のKDP出版などを支援、こちらのページにて作品を掲載させていただきます。
詳しくは、作家募集のページをご確認のうえ、公式LINEよりお問い合わせください。
『ぴこぴこちらっ』作・絵:金濱はづき
この絵本をつくられた金濱はづきさんは、現在、B型就労で働かれています。
繊細さによって、生きづらい経験をされてこられたという、はづきさん。
はづきさんがつくられた絵本には、
丁寧に話を聞こうとする姿勢
すべてを受け入れ、包み込むような優しさ
が描かれています。
絵本に登場するぴこちゃんは、繊細さをもつ主人公。
ぴこちゃんとのやり取りを通して、
同じような繊細さに苦しむ子どもたちへ
ひとりじゃないよ、だいじょうぶだよ
と、優しく伝えてくれています。
イラスト・ストーリー、すべてはづきさん制作です。
▼YouTubeの読み聞かせ動画
『ぴこぴこちらっ』
作・絵:金濱はづき
◾️絵本サイズ
A4スクエア
◾️対象年齢
4歳程度~
『ひなタウンへしゅっぱーつ‼』井上陽向×しょうじあいか
みなさんお待ちかね、NHKで全国・世界発信もされた井上陽向(いのうえひなた)くんの、”ひなタウン”シリーズ第二作目が完成しました!!
『ひなタウンへしゅっぱーつ‼』では、前作『ひなタウンへようこそ』の要素も引継ぎつつ、小さなお子様なら誰でも楽しめる内容にしています。
今作では、ひなたくんがこの1年で初めて描いたという、動物たち(ペットちゃんたちの似顔絵)も登場しますよ♪
カラフルでワクワクのひなタウンWORLDをお楽しみください!
▼YouTubeの読み聞かせ動画
『ひなタウンへしゅっぱーつ‼』
絵:いのうえひなた
文:しょうじあいか
◾️絵本サイズ
A4スクエア
◾️対象年齢
2~5歳程度
▼英語版もあります!
ひなたくんのグッズ・SNS
ひなたくんのイラストはグッズ販売もしています。ヘルプマークの補助として使える缶バッチやTシャツ、ポストカードなど、かわいくて実用的なアイテムがたくさんありますよ。
以下に記載のインスタもしくはメルカリサイトより、ぜひチェックしてみてみてくださいね。絵本も、ひなたくんのママから直接買うこともできます。
『わくわくアニマルしょうかいじょ』奥山優×しょうじあいか
奥山優さんは、重度の自閉症と知的障害をもちながらアーティストとして活動されています。
今回、奥山優さんがこれまでに手掛けた作品をお借りし、そこへしょうじあいかがストーリーをつけさせていただき、絵本化しました。
英語版「Exciting Animal Shop」
英語版も製作しました。
英語版の読み聞かせ動画もあります♪アメリカ在住15年の障害児ママさんが読んでくださっているので、ぜひみてみてください!
奥山優のグッズ・SNS
奥山優さんの素晴らしい才能と、お母さまの努力もあり、奥山優さんのイラストは水筒や食器などグッズ化もされています。
奥山優さんのイラストを使用したグッズは、以下のサイトからご購入いただけますので、ぜひみてみてくださいね。
奥山優さんの活動については、Instagramをチェックしてみてください。
『ひなタウンへようこそ!』井上陽向×しょうじあいか
ひなたくんは、知的障害を伴う自閉っ子で中学1年生の男の子です。車の絵を描くのが大好きで、とてもかわいい車くんたちを描かれています。
今回、いくつかのイラストからしょうじあいかがストーリーを考案し、それをもとにイラストを手直しいただき、絵本化しました。
サイズはイラストが大きく見やすいA4スクエアです。
ひなたタウンは、個性あふれる乗り物たちが暮らす平和なまち。そんなひなタウンに、ある日事件が……さあ、乗り物たちはどうやって解決するのかな??
内容は、どんなお子さんにも読み聞かせしやすい、リズミカルで楽しいストーリーとなっています。個性的でかわいい乗り物たちの活躍劇、ぜひ絵本を手にとって楽しんでみてくださいね。
英語版「Welcome to Hinata’s Town!」
ひなタウンへようこその英語版「Welcome to Hinata’s Town!」は3月13日より発売となりました!
オーソドックスなストーリーとほどよい文章量で、英語のお勉強にもぴったりですよ♪
英語版の読み聞かせ動画もあります♪アメリカ在住15年の障害児ママさんが読んでくださっているので、ぜひみてみてください!
ひなたくんのグッズ・SNS
なお、ひなたくんのイラストはグッズ販売もしています。ヘルプマークの補助として使える缶バッチやTシャツ、ポストカードなど、かわいくて実用的なアイテムがたくさんありますよ。
以下に記載のインスタもしくはメルカリサイトより、ぜひチェックしてみてみてくださいね。
『カマタとアオのだいぼうけん』松下侑生×しょうじあいか
この絵本のイラストを描いたのは、松下侑生くん19歳(2023年現在)。彼は重度の知的障害と自閉症をもつ青年です。
普段は言葉でのコミュニケーションが難しいという侑生くんですが、2歳から描き始めたというイラストには、明確なストーリー性が感じられます。
侑生くんが描くイラストには連続性はなく、一見バラバラでありながら、1枚1枚が物語の一場面のような構成になっています。
今回、お母さまからご提示いただいた88枚のイラストのなかから、物語になりそうなイラストをピックアップし、組み合わせて、絵本作家しょうじあいかがストーリーを考案させていただきました。
ぜひ絵本をとおして、侑生くんの楽しい精神世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
なお、この絵本の売り上げは全額、侑生くんに入ります。絵本のご購入により、ぜひ侑生くんの活動を応援いてあげてくださいね。
▼読み聞かせ動画を公開しています
『カマタとアオのだいぼうけん』
絵:松下侑生 脚本:しょうじあいか
◾️絵本サイズ
A4スクエア
◾️対象
4歳程度〜
英語版『Kamata and Ao’s Great Adventure』
今回翻訳をお願いしたのは、バイリンガルをめざして勉強中だという、中学1年生の男の子、Shunくん。読み聞かせは妹のAnnちゃんで、小学4年生です。
2人とも、素晴らしい翻訳に仕上げていただきました!
ぜひ、まずは動画で、英語版の内容をチェックしてみてくださいね♪
▼YouTubeの読み聞かせ動画
『さかな さかな なんだ?』作:たてふじはんり×しょうじあいか
【作品内容】
ここは、いろんな魚たちが住む海の世界。「さかな さかな なんだ?」の合言葉とともに、たくさんの海の仲間たちと出会います。ページをめくって、鮮やかな海の中に飛び込みましょう!ワクワクと学びが詰まった絵本が、あなたを心躍る海の世界へご招待します。
【制作にあたって】
この絵本のイラストを描いたのは、立藤 絆吏くん13歳(2024年現在)。彼は知的障がいを伴う自閉症がある中学1年生の男の子です。
彼が絵に興味を持ったのは小学1年生の頃でした。点つなぎの教材が大好きで、それから毎日絵を描くようになったそうです。
今回お母さまからご提示いただいた、たくさんのイラストも、絆吏くんが図鑑を見ながら毎日少しずつ描き溜めたものとなっています。
その中から物語になりそうなイラストをピックアップし、組み合わせて、絵本作家しょうじあいかがストーリーを考案させていただきました。
ぜひ絵本を通して絆吏くんの頭の中で描いた世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。
▼YouTubeの読み聞かせ動画
『さかな さかな なんだ』
え:たてふじはんり
さく:しょうじあいか
◾️絵本サイズ
A4スクエア
◾️対象年齢
3歳程度~
※この絵本の売り上げは全額はんりくんに入ります。
▼英語版もあります!
「天国に行ったカエル」MASA
この絵本は、精神と知的に障害のあるMASAさんという方が考案し、絵本屋だっこで無償の出版支援をさせていただいた作品です。MASAさんからいただいた手描きの原案から、色をつけ、脚本の手直しなどをさせていただき、絵本の形に仕上げました。
物語の大筋はMASAさんが考えられたものですが、MASAさんが伝えたいメッセージがより物語としてみなさんに伝わるよう、少しだけしょうじあいかから脚本の手直しや追加をさせていただいています。
なお、こちらの絵本の売り上げは全額、MASAさんの収入になります。精神障害の世界では、子どもの障害や身体系の障害と比べてもさらに待遇が悪く、理解が進んでいない現状があるそうです。そうした現状を打破するためにも、今回の取り組みには強い思い入れがあるとご家族は言います。
この絵本は「愛の大切さ」を伝えるひとつの作品ではありますが、その裏の、精神障害をもつ人の現状・支援の問題にも、目を向けてもらえるきっかけになっていけばと思っています。
▼読み聞かせ動画を公開しています
『天国へ行ったカエル』作:MASA
◾️絵本サイズ
B5スクエア
◾️対象
5歳程度〜大人まで
作品を見ていただいた企業さまへ
このページは、才能を持ちながらも見つけてもらう機会の少ない障害者アーティストさまの作品を、世に発表する場として作りました。
KDPを利用した作品の売り上げはアーティストに全額還元されますが、それだけでなく、ここから雇用やグッズ化など、次のステージにつなげていければと考えています。
身体、知的、精神など、障害のある方々は雇用の機会も少なく、働けたとしても非常に低い賃金しか得ることができません。
ただ、そこで、もしも才能を認められれば、絵という才能から収益を得ていくこともできるのではないかと思います。
もしもアーティストさまの作品にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご連絡いただけますと幸いです。
絵本屋だっこ代表/重症心身障害児の母 絵本作家しょうじあいか