こんにちは!絵本屋だっこコラム担当・相談室ピアサポーターのアイスです♪
ちょっとだけ自己紹介します。
【アイスってこんな人!】
- 寝ること・食べることが好きなアラフォー薬剤師
- 2人姉妹を育てており、次女が医療的ケア満載の重心児
- 福祉の支援やケアが必要な子の日常生活について、お母さん同士でおしゃべりしちゃう感覚でコラムを読んでもらえたら嬉しいです。
今回のコラム記事は、連載企画『ママたちの体験談』。
最近、絵本屋だっこが行う出版サポートのお仕事に関わっているママたちも増えてきています。今回は、改めて絵本屋だっことして関わった本を振り返ってみました。
気になった絵本は、ぜひ一度、絵本屋だっこのサイトからのぞいてみてください。サイトからのご購入が寄付にもつながります。
絵本屋だっこのスタッフが選ぶおすすめ絵本
以下に、6名の障害児ママたちへのアンケート結果をご紹介します。ママたちには、以下の質問に回答いただきました♪
- 絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
- 学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
※おすすめ絵本をタップするとAMAZONページへ
かめ のおすすめ絵本
かめさんの似顔絵を描いたのは……よしのなおさん♪
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①絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
🔸よくがんばったね。
相談室にも所属されてるテッペイさんの本です。ママ向け絵本です。
子育てに必死で、孤独感や自己否定をしていた自分の心を、ぎゅうっと包んでくれる優しい絵本です。ハンカチ必須です!!
🔸ぼくのにぃに
庄司あいかの本です。
きょうだい児の気持ちが赤裸々に描かれている作品です。深く考えさせられます。
②学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
療育施設の保健師さんに勧められた本(理由はすっかり忘れました)
🔸おこだでませんように
🔸自閉症の僕が飛びはねる理由
(NPO法人絵本屋だっこ理事・相談室ピアサポーターかめ)
アイスのおすすめ絵本
アイスの似顔絵を描いたのは……のだそのえさん♪
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①絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
🔸ぺったんこ
入院中で点滴がついている状態のベッド上でも遊部ことができて、子どもはニコニコでした。YouTubeも活用しました。
🔸どっち?
視覚や共同注視ができているか、の確認に使えました。発達絵本。
気管切開で発語ができなくても、目線や口の動きでコミュニーションが取れるかもしれないと希望を持たせてくれた絵本です。乳幼児期の知育絵本としてもおすすめです。
🔸星みーつけた:カラってなんだろう?
障害とは何か、をシンプルに分かりやすく教えてくれました。小学校の教材にして欲しいぐらいです。目に見える障害・目に見えない障害、みんな何かを抱えて生きていることをナチュラルに伝えてくれます。
🔸ありがとうをつたえたくて
介護に行き詰まった時に読むと、心が優しくなれそうです。親子間の愛情に溢れた本です。
②学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
年齢に応じた絵本を選択していくことを、リハビリの先生に教えてもらいました。
「身体障害者手帳や療育手帳を持っているとその結果に目が行ってしまいがちだが、手帳はあくまで指標の一つ。必ず本人の反応を読み取って、その子の発達に応じた絵本の読み聞かせをしてあげるように。
自分で体が自由に動かせない、発語がない子の内面の発達度合い(発達は体の動かし方も加味されるので、そもそも肢体不自由児は困難)誰にも正確に測ることはできない。本人は理解していても、表出が上手くできていないだけの可能性もある。
家族や身近にいる人だからこそ分かる本人の反応を大切にして、絵本の読み聞かせや日常の会話をしながら、本人の口の動きを引き出すとともに言葉を耳と目で教えていくこと。
それが、その子なりのコミュニケーション技術の獲得に繋がる。」
その言葉を励みに、絵本の読み聞かせを祖父母にしてもらった結果、娘は今では大きく口を開いておしゃべりをしているかのような動きをするようになりました。一緒に絵本を読んでいるようです。
乳幼児期は、赤ちゃん絵本・のんたんの絵本からスタートし、福音館書店の「こどものとも」シリーズなど、図書館で幼児向けの絵本を借りていました。今は、昔話や外国の絵本などストーリー性のある絵本を好んでいます。
(NPO法人絵本屋だっこ理事・相談室ピアサポーター アイス)
Naoのおすすめ絵本
Naoの似顔絵を描いたのは……ノアさん♪
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①絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
🔸ぺったんこ
ふれあい遊びやタッチケア講座の中でも使わせてもらっています。
次はどこかなー?次はどんな動物かなー?とワクワクしながら、リズムに合わせ、子どもも大人も一緒に楽しむことができる心があたたまる一冊です。
🔸ぼくのにぃに
きょうだい児の複雑な気持ちや障がい児のいる家庭の状況がリアルに描かれているので、当事者だけでなく、たくさんの方に読んでみて欲しいです。新たな気づきや視点がきっと見つかる絵本だと思います。
🔸どこだ どこだ
ふれあいながら身体感覚を養うことができる絵本です。
絵も文字も大きく、色合いもはっきりしているので、小さなお子様や障がいのある子でもわかりやすく、読みやすいところもおすすめです。
②学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
特にありません。
ただ、我が子の反応が良かった絵本を共有してもらうことで、興味や嗜好がわかることもあり、子どもとの関わりの中で活かしています。
なおみのおすすめ絵本
①絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
🔸小鳥と木
絵のテイストが好きで、ほっと和みます。
🔸さかな さかな なんだ?
たのしい!よく描けるなあ〜っと、ページごとに驚きます。
🔸よくがんばったね。
相談室にも所属されてるテッペイさんの本です。ママ向け絵本です。
子育てに必死で、孤独感や自己否定をしていた自分の心を、ぎゅうっと包んでくれる優しい絵本です。ハンカチ必須です!!
🔸言葉の贈り物
大切なことだよなって、初心に帰る気持ちです。
②学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
忘れているだけかもしれないのですが、ありません。
1歳・医ケアあり・男の子のママ まりさんのおすすめ絵本
①絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
🔸ぼくのにぃに
夫と子供のことで話し合いをしていて、意見がぶつかった際にこの本と出会い、心が助けられました。
夫自身もきょうだい児として育ったため、夫の気持ちを知るきっかけにもなりました。上の子がきょうだい児の本はそれまでも読んだことがありましたが、下の子がきょうだい児の本は珍しいと思いました。
🔸おたんじょうびおめでとう
子供にとって初めての誕生日プレゼントになった絵本です。
読み聞かせに合わせた歌もあり、この本を読んでいると、子供がお腹の中に居た時の気持ちを思い出して温かい気持ちになれます。
②学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
🔸おやすみロジャー
かかりつけ病院の病棟保育士さんからおすすめしてもらいました。どんな赤ちゃんでも眠りにつく魔法の本と聞き、我が家でも読んでみたら効果絶大でした!
🔸パパ、おつきさまとって
理学療法士の先生からおすすめしてもらいました。パパが主人公になっている絵本は珍しく、仕掛けもあるので読んでいても見ていても楽しいです。
(サポートスタッフまり)
24歳・重症心身障害者・女の子のママ 杏子さんのおすすめ絵本
①絵本屋だっこの(ホームページの「絵本屋だっこで絵本を探す」に紹介されている全ての絵本)おすすめの絵本とその理由
🔸ぼくのにぃに
自分自身も姉と弟、全く異なる子育ての中で感じていたことでした。
大人目線と子ども目線で、障害についての捉え方が違うこと・きょうだい児の葛藤など、こんな絵本があったらいいなと思っていたことが形になったような絵本だと思っています。
🔸ゆめちゃんのいえで
特性の見方は、捉える人や違う角度から見ると変えられたりするということ。かわいくて優しい絵本で伝えられていると思います。
②学校・デイ・療育園などでおすすめされたことがある絵本とその理由
おすすめの本のアドバイスはなく、「静的弛緩誘導法」の勉強会の方を紹介されたりしました。だからこそ、①であげたような絵本の存在が必要に感じます。
【今どんな生活してる?-障害児ママたちの体験談】まとめ
体験談を書いてくれたママたちの子供の年齢も障害もさまざまです。子どもの状態はそれぞれ違っても、ケアの方法についてはお互い参考になるところがあるかと思います。
今回の体験談、複数のママたちに共通して名前があがった絵本があります。
「ぼくのにぃに」は、さまざまな立場の人の心に響くものがある絵本だと思います。当事者である障害児家族だけでなく、支援者にも是非一度読んでいただきたいです。
赤ちゃんから成人した後のケアまで幅広くコラムに書いていますので、ぜひ参考にして下さい。
親子共に少しでも休息する時間が増えますように。
体の疲れが取れて、笑顔で過ごす時間が増えますように。
私は一人じゃないんだ。と感じてもらえたら、私もうれしく思います。
NPO法人絵本屋だっこ理事・相談室ピアサポーター アイス
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絵本屋だっこでは、障害児ママたちが安心して相談できる場所をつくるため、また、障害児がいて外で働けないママたちの居場所をつくるため、『絵本屋だっこ相談室』を開設しました♪
ぜひお気軽に、ご相談にきてくださいね。
新米ママたちへ向けたお役立ち情報の掲載
こちらのコラムページでは、重心児や自閉症・発達障害などの障害児を育てる先輩ママたちにご協力いただき、新米ママたちへ向けたお役立ち情報を発信していきます!
<コラムに載せる内容例>
- 障害児ママたちの体験談まとめ【連載企画】
- 障害児向けの便利グッズ
- 障害児育児のお役立ち情報
- 障害児が使える福祉サービスについて
- 障害児の将来に関すること など……
今、子どもに障害を宣告され、不安いっぱいのママたち、まだまだ子どもが小さく先が見えず不安なママたちへ、必要な情報を届けられればと思っています。
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