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みんなの体験談「読書の秋、時を超えて親子で読み継がれる絵本」|絵本屋だっこコラム

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こんにちは!絵本屋だっこコラム担当・相談室ピアサポーターのアイスです♪
ちょっとだけ自己紹介します。

【アイスってこんな人!】

  • 寝ること・食べることが好きなアラフォー薬剤師
  • 2人姉妹を育てており、次女が医療的ケア満載の重心児
  • 福祉の支援やケアが必要な子の日常生活について、お母さん同士でおしゃべりしちゃう感覚でコラムを読んでもらえたら嬉しいです。

今回のコラム記事は、連載企画『ママたちの体験談』。医ケア児・重心児・発達障害児など、さまざまな特性をもつ子どもたちのママたちに、育児体験談を聞いています。

読書の秋にちなんで、ママたちが子供の頃に好きだった絵本や自分の子供が好きな絵本などについて教えてもらいました。

 

みんなの思い出の絵本は?~障害児ママたちの体験談~

複数のママたちに共通して名前があがった絵本もあります。

また、コラム執筆者のアイスが幼い頃から親しんでいた絵本作家さんたちが、この秋に相次いで永眠されました。今一度彼女たちに心からの感謝を込めて、このコラムで絵本を紹介させていただきました。

長年にわたり子どもたちに親しまれている絵本「ぐりとぐら」シリーズなどで知られる児童文学作家の中川李枝子さん

「ねないこだれだ」「おばけのてんぷら」など今も読み継がれる絵本を数多く手がけた絵本作家のせなけいこさん

気になった絵本は、ぜひ一度、絵本屋だっこのサイトからのぞいてみてください。サイトからのご購入が寄付にもつながります。

クリスマスプレゼントの参考にもしてくださいね。

以下に、5名の障害児ママたちへのアンケート結果をご紹介します。ママたちには、以下の質問に回答いただきました♪

  1. (親目線)
    子どもの頃に好きだった絵本・ずっと心に残っている絵本
  2. (子ども目線)
    好きな絵本やシリーズ・年齢別にウケが良かった絵本
  3. 絵本のおすすめの探し方・場所など
  4. こういう本・絵本があったらいいなと思うもの

 

ケース1 13歳・重心児ダウン症・男の子のママの絵本体験談

かめさんの似顔絵を描いたのは……よしのなおさん♪
似顔絵サービスはこちら>> 

①(親目線)
子どもの頃に好きだった絵本・ずっと心に残っている絵本

ほとんど記憶にありません!!

ただ、「しろくまちゃんのほっとけーき」だけは大好きだった覚えがあります。今でも書店などで見かけるとほっこりします。


 

②(子ども目線)
好きな絵本やシリーズ・年齢別にウケが良かった絵本

「だるまさんが」シリーズ。

小学校高学年くらいまで、飽きずに見てました。親は、ずっとだるまさんの読み聞かせをしていました。


 

③絵本のおすすめの探し方・場所など

インスタやYouTube、新聞広告を参考にすることが多いです。

④こういう本・絵本があったらいいなと思うもの

将来、子供が大人になった時にもしくは私達両親がこの世を去った時に、
「あなたの事がずっと大好きだよ!いつでもそばにいるよ!!」的な内容の絵本を贈りたいです。

 

NPO法人絵本屋だっこ理事・相談室ピアサポーターかめ

 

ケース2 6歳・医ケアあり重心児・女の子のママの絵本体験談

アイスの似顔絵を描いたのは……のだそのえさん♪
似顔絵サービスはこちら>> 

①(親目線)
子どもの頃に好きだった絵本・ずっと心に残っている絵本

五味太郎さんの絵本

しかけ絵本。簡単な文章とシンプルな絵柄で、赤ちゃんから大人になって読んでも面白いです。独特の世界観が好きです。

「とうさんまいご」
「きいろいのはちょうちょ」
「まどからおくりもの」


 


 


 

「バーバパパ」のシリーズ
リアルと不思議が混ざった展開が好きです。


 

なかがわりえこさんの絵本

「そらいろのたね」
「ぐりとぐら」のシリーズ
想像するだけで、自由になれる気がします。


 


 

「ぼくのくれよん」
カラフルな色の発見でワクワクします。


 

「わたしのワンピース」
ミシンかたかた、などの優しく喋りかける文章と癒される絵が魅力的です。


 

「てぶくろ」
寒くなると読みたくなります。何十年たっても、何度読んでも飽きません。


 

「三びきのやぎのがらがらどん」
ドキドキワクワクの展開です。


 

「11ぴきのねこ」シリーズ
仲間との冒険、多くの価値観の存在を教えてくれました。


 

 

②(子ども目線)
好きな絵本やシリーズ・年齢別にウケが良かった絵本

障害の有無に関わらず、子どもたちに好評だった絵本です。

せなけいこさんの絵本

「ねないこだれだ」
「あーんあん」
「きれいなはこ」
読み聞かせをしていると、子どもが口を動かします。




 

「ねずみくんのチョッキ」シリーズ
繰り返しのリズムの中で、お話が進んでいくのが楽しいようです。


 

「ばばばあちゃん」のシリーズ
とてもよく笑い、一緒に話そうとします。


 

林明子さんの絵本

「はじめてのおつかい」
「こんとあき」
「おでかけのまえに」
「おふろだいすき」
「あさえとちいさいいもうと」
「いもうとのにゅういん」

1番下の絵本は、まだ幼い長女に、次女の入院の説明をするのにも役立ちました。ストーリーがみっちり詰まったお話ばかりですが、うちの子どもたちは2人とも一生懸命集中して絵本を真剣に見ていました。







 

「かみさまからのおくりもの」
貼り絵の優しい雰囲気と全ての親子を肯定してくれる内容です。


 

「ノンタン」のシリーズ
とにかく面白いです。



 

③絵本のおすすめの探し方・場所など

本屋さんに行って、直感でこれいいなと目にとまった本を購入します。

図書館でどんどん本を借りて、好きな作者を作り、その人の本をチェックします。また、今まで出会わなかったような外国の絵本なども借りてみて、色んな刺激を子どもに与えるようにしています。

寝たきりになった娘は、以前は自分でノンタンの絵本を読むほど本が好きでした。動けなくなった現在でも、好きな絵本の時は目を輝かせて口を動かしおしゃべりをします。彼女の楽しさを1つでも増やしたいという思いで、絵本の読み聞かせをしています。

読み聞かせは主に祖父に担当してもらい、彼の脳トレの目的もあります。

④こういう本・絵本があったらいいなと思うもの

  • 親から子へ、世代を超えて伝わる絵本。
  • お誕生日絵本と似ているが、目の前の読者の名前を入れる世界に1つだけの絵本(読者の名前の由来などを印刷した状態で渡せる)
  • 障害・医療・病気の説明を分かりやすく解説してくれる絵本

 

(NPO法人絵本屋だっこ理事・相談室ピアサポーター アイス

 

ケース3 1歳・医療的ケアあり・男の子のママの絵本体験談

①(親目線)
子どもの頃に好きだった絵本・ずっと心に残っている絵本

「14匹のねずみ」シリーズ
とにかく、いわむらかずおさんのイラストが大好きです。ねずみたちが家族で食材を集めたり、冒険したり、食卓を囲む様子が子供ながらに好きでした。


 

「ふゆのよるのおくりもの」
子供の頃に何度も何度も読んだ絵本です。細かいストーリーは忘れてしまいましたが、クリスマスの日にサンタさんがきてくれたり、主人公の双子のねずみに弟が誕生するお話だったと思います。

こちらも、描かれている動物やクリスマスのモチーフがとても可愛くて、美しいです!

主人公の双子のねずみはまだ子どもですが、ちょっとしたことに不安になったり、サンタさんがきてくれることを願ってクッキーやホットミルクを用意する純粋さが、当時子供の私は自分と重ねて読んでいたのだと思います。


 

 

②(子ども目線)
好きな絵本やシリーズ・年齢別にウケが良かった絵本

「しましまぐるぐる」
私の子供は約一歳半の男の子で、ほぼ寝たきり状態です。

こちらの絵本を見せたところ、表紙に強い反応を示し、最後のページを読むまで絵本から目を離しませんでした!簡単な言葉と、はっきりした色で描かれたイラストに惹かれているのかな?と思います。


 

 

③絵本のおすすめの探し方・場所など

本屋に足を運んで、実際に絵本の中身を見て、子供が好きそうなものを買うようにしています。

親戚もよく子ども絵本を買っているそうです。その人は、本屋に子供を連れて行き、子供に直接絵本を見せて、本人の反応が良いものを購入しているそうです。とても良い選び方だなと思いました。

④こういう本・絵本があったらいいなと思うもの

それぞれのお子さんの誕生までのストーリーを物語にした、完全オリジナルのその子のためだけの絵本。そのお子さんや家族のための誕生日絵本があればいいなあと思います。

作るのは大変そうですが、喜ばれるのではないでしょうか。私がいつか作ってみたいと思っている絵本です。

 

(1歳男の子のママ・イラストレーターのだそのえ

 

ケース4 発達障害8歳女の子のママの絵本体験談

①(親目線)
子どもの頃に好きだった絵本・ずっと心に残っている絵本

「はじめてのおるすばん」
この絵本がきっかけで、留守番ができるようになりました。


 

②(子ども目線)
好きな絵本やシリーズ・年齢別にウケが良かった絵本

王道ですが、幼い頃は「いないいないばあ」が好きでした。
当時、娘と遊ぶ手段は、絵本かマッサージくらいしかなかったので、繰り返し読んでいました。

少し大きくなると「でこちゃん」「ピンポンバス」

小学生になった現在は、アニメにもなっている「トトロ」


 


 


 


 

 

③絵本のおすすめの探し方・場所など

絵本も本も、人からの紹介で手にすることが多いです。

また、実母が図書館で働いていることから、おすすめの絵本を送ってくれます。

④こういう本・絵本があったらいいなと思うもの

娘は、注視や追視がまだ上手ではないことから、文字色や背景色・紙の材質によって、文字の読みやすさが変わる様子です。上記の内容にも配慮された、読みやすい絵本や本があるといいなあ〜と思います。

また、絵だけの絵本!見たり、眺めたり、画集のようなただ感じるだけの絵本というかノートのようなものがあったらおもしろいかなあと思っています。

 

相談室ピアサポーターなおみ

 

ケース5 1歳・医ケアあり・男の子のママの絵本体験談

①(親目線)
子どもの頃に好きだった絵本・ずっと心に残っている絵本

「こぐまちゃん」シリーズ
イラストがほっこりするところと、しろくまちゃん・こぐまちゃんの掛け合いが可愛らしいところが好きでした。


 

「大きなかぶ」
段々と壮大になっていく様子が迫力あって好きでした。

小学校の学芸会で使用した作品です。当時は友達とセリフを覚えるために何百回も帰り道に言い合っていたので、今でもほぼ内容を覚えています…笑


 

 

②(子ども目線)
好きな絵本やシリーズ・年齢別にウケが良かった絵本

私の子供には、脳性麻痺(低酸素性虚血性脳症)があり、ベッドで寝て過ごすことが多いです。絵本は、朝の準備が終わった後や夜の寝かしつけに主に読み聞かせています。

「かがみのサーカス-かがみのえほん」
0歳〜現在(1歳9ヶ月)まで読んでいます。全ページに左右対称になる仕掛けが付いていて、自分の顔が映ると興味津々な様子になります。


 

「きらきらぴかぴか どうぶつだいすき」
0歳〜現在(1歳9ヶ月)に読んでいます。キラキラする絵本が好きですが、特にどうぶつが載っているこの絵本がお気に入りです。何度読んでも初めて読んだ本のような反応で、「ほぉ…」と真剣な眼差しで見ています。


 

「だるまさんシリーズ」
0歳の時によく読んでいました。特に、だるまさん「の」がお気に入りでした。
スキンシップをしながら髪の毛や顔を触ると、嬉しそうな反応をしていました。


 

③絵本のおすすめの探し方・場所など

  • 本屋さんに置いてあるパンフレット
    出版社によって作成されているものや、目安年齢ごとの絵本がまとめられているものなどがレジ横に置いてあるともらってきます。これまで知らなかった絵本と出会う事が多いです。
  • 地元のフリーペーパー
    スーパーに置いてあるフリーペーパーの中で、ママと子供(未就学児)を対象にしたものがあり、絵本特集をしているこどか多いのでもらってくることが多いです。話題作を知るきっかけになる事が多いです。

 

④こういう本・絵本があったらいいなと思うもの

子供だけではなく、両親や祖父母など家族全員の名前がカスタマイズで入れられる絵本があったら素敵だと思いました。

絵本のページの中で、写真を差し込むページが付いていれば、絵本としてもアルバムとしても年齢ごとに一冊ずつ思い出を増やしていく楽しみにも繋がるのではないかな、と感じました。

 

サポートスタッフまり

 

みんなの思い出の絵本は?-障害児ママたちの体験談】まとめ

障害児ママたちの体験談

体験談を書いてくれたママたちの子供の年齢も障害もさまざまです。

子どもの状態はそれぞれ違っても、ケアの方法についてはお互い参考になるところがあるかと思います。

赤ちゃんから成人した後のケアまで幅広くコラムに書いていますので、ぜひ参考にして下さい。

親子共に少しでも休息する時間が増えますように。
体の疲れが取れて、笑顔で過ごす時間が増えますように。
私は一人じゃないんだ。と感じてもらえたら、私もうれしく思います。

 

NPO法人絵本屋だっこ理事・相談室ピアサポーター アイス

 

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こちらのコラムページでは、重心児や自閉症・発達障害などの障害児を育てる先輩ママたちにご協力いただき、新米ママたちへ向けたお役立ち情報を発信していきます!

<コラムに載せる内容例>

  • 障害児ママたちの体験談まとめ【連載企画】
  • 障害児向けの便利グッズ
  • 障害児育児のお役立ち情報
  • 障害児が使える福祉サービスについて
  • 障害児の将来に関すること など……

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