こんにちは!絵本屋だっこコラム担当・相談室ピアサポーターのアイスです♪
ちょっとだけ自己紹介します。
【アイスってこんな人!】
- 寝ること・食べることが好きなアラフォー薬剤師
- 2人姉妹を育てており、次女が医療的ケア満載の重心児
- 福祉の支援やケアが必要な子の日常生活について、お母さん同士でおしゃべりしちゃう感覚でコラムを読んでもらえたら嬉しいです。
全国的にまだまだ寒さが厳しい日もあれば、夏が来たかと思うぐらい暑い日も出てきました。
薄着や半袖になると、自分の体のラインが目についたり、体が重くなったように感じることはないでしょうか?
子どものケアをするためには、保護者の体力が必要となる、特性のある子の育児。
体力をつけるためには、睡眠と食事が重要とよく言われています。
前回の睡眠のアンケートから、保護者が起きている時間の長さ(睡眠とれない問題!)が浮き彫りになりました。
長時間起きているために欠かせないエネルギー確保。
それは、おやつ・間食ではないでしょうか?ただ、栄養補給は重要だけれど、太りたくはないですよね。どうにか太らず、効率的に栄養補給をしたいもの。
そこで今回は、
間食についてのアンケートをとりました。
家事・育児・仕事と忙しい日々を送るうえでの間食の内容について教えてもらいました。
毎日のケアや睡眠不足……そんなママの栄養補給・間食どうしてる?~障害児ママたちの体験談~
以下に、6名の障害児ママたちへのアンケート結果をご紹介します。ママたちには、以下の6つの質問に回答いただきました♪
- 特性:「医療的ケア」「重心」「発達障害」など。
- 子どもの年齢
- 保護者の間食の頻度・理由
- 間食の内容
- 太らないためのポイント
- 保護者の運動の頻度と内容
睡眠時間の確保ができず大変な方は、ぜひ先輩ママたちの体験を参考にしてみてくださいね。
ケース1 中1・重心児ダウン症・男の子のママの間食事情
①子どもの特性は?
ダウン症・重心児
②子どもの年齢は?
12歳
③保護者の間食の頻度・理由
・8時〜9時ごろ
→朝からの外出がない場合、息子を見送り、そのまま夕食の支度を前倒しで行うため、エネルギー補給。
・12時〜13時ごろ
→残りもので昼食を済ませるため、足りない時やイライラしている時に。
・土日祝の夕食後
→夫と晩酌している時のおつまみで。
④間食の内容
・一口おにぎり2〜3個、おかずの味見と共に。
・ポテチ、じゃがりこ、せんべい等歯ごたえのあるものを少量。
→イライラしてると食べ過ぎる。
・一口チョコ数個+α。
→いっぱい飲むと食べ過ぎる。
⑤太らないためのポイント
- ゆっくり食べる
- 飲み過ぎない
- イライラしない
→何かしら実現していません。
⑥保護者の運動の頻度と内容
公共交通機関を使う外出の際は歩いているが、毎日ではないので運動不足。
土日祝など家族で買い物や散歩で歩くが、やはり活動量としては少ないと思う。
どうしてもインドア派になってしまうので、意識的に歩く習慣をつけたい今日この頃です。
ケース2 6歳・医ケアあり重心児・女の子のママの間食事情
①子どもの特性は?
医療的ケア、重心
②子どもの年齢は?
6歳
③保護者の間食の頻度・理由
15時、23時ごろ
・15時ごろ、子どものおやつや野菜ジュースのタイミングで、自分も何かつまみたくなるため。
・23時ごろ、夜間のケアのため眠気を我慢して起きている必要があるから、起きておくためのエネルギー確保のため。
単純に夕食後から時間がたつとお腹がすくため。
④間食の内容
・15時→子供と同じようなお菓子、果物
・23時→ヨーグルト、ミニラーメン、コーンフレーク、おかき、シリアル、野菜ジュースなど
⑤太らないためのポイント
→実践はできていないけど、周囲からおすすめされた方法を書きます。
- 寝る2時間前から食べない(飲むだけ)
- オーバーナイトオーツ(電子レンジでふやかすパターンでもOK)を夜食に。
- 低GI食、牛乳や豆乳代わりにアーモンドミルク
- 甘酒
- 果物
- 小さめのおにぎり
- 一食をしっかりとボリュームのある食事をする(なるだけ、おかずの種類多め)
- 家にお菓子を置かない
⑥保護者の運動の頻度と内容
- 毎日、外を歩く(気づいたら引きこもり生活になるので)
- 気づいたら、自宅でスクワット(毎日はできていない)
- 週に1回は、筋トレの日を作る
- 車生活の田舎だけど、電動自転車を意識して活用する
- 訪問リハの先生に、体の動かし方を教えてもらう
ケース3 1歳・医療的ケアあり・男の子のママの間食事情
①子どもの特性は?
医療的ケア
②子どもの年齢は?
1歳
③保護者の間食の頻度・理由
15時→ちょうどお腹が空くため。
1日の家事や仕事がひと段落して落ち着ける時間。
④間食の内容
・コンビニやスーパーで売っているお菓子(クッキーなどの洋菓子が好きなのでそれを食べることが多い)
・お茶かコーヒーを大量に
⑤太らないためのポイント
- とにかく水分をたくさん摂りながら食べる(お腹を膨らませる)
- 食べている時はゆっくり食べる
- 家事をする時や出かけて1人で歩くときは、早足で移動(ゆっくり動くよりも早く動いた方が太りにくいと、何かで見た記憶があり)
- 食べたらすぐ歯磨き(口の中をスッキリさせる)→食欲があまりわかなくなる。
[太りにくく腹持ちが良い間食として、玉こんにゃくがおすすめ]
私は妊娠中にお腹が空くと気持ち悪くなってしまうため、定期的に何かを口にしなければいけなかったのですが、おにぎりやビスケットを食べていたら体重が急激に増加してしまいました……
こんにゃくならカロリーも少ないし、麺つゆなどで味付けしてたくさん作って冷蔵庫に入れておけば数日は日持ちします。
それを食べたり、職場に持って行ったりしながら、空腹感をやり過ごしていました。
⑥保護者の運動の頻度と内容
最近はあまり運動していない…
子どもを産む前は、夕飯を食べた後に夫婦で20分ほど散歩をしていた。
買い物など近場の用事には車を使わず、自転車で行っていた。
(0歳男の子のママ・イラストレーターのだそのえ)
ケース4 8歳・発達障害・女の子のママの間食事情
①子どもの特性は?
発達障害
②子どもの年齢は?
8歳
③保護者の間食の頻度・理由
9時~10時
④間食の内容
コーヒー、カフェオレ、紅茶、ホットハチミツレモン。
自分の身体に聴いて、飲みたいものをじっくりと飲む。
⑤太らないためのポイント
- 食べるときはなるべく楽しい気持ちで、罪悪感なくを意識して。
- よく噛むことでリラックス効果を感じるので、噛見応えあるものを選ぶ。
→前職の料理教室では、繊維食品(デトックス効果)や、持続的な糖分補給源としてごはんをお勧めしていた。
(ミニおにぎり、お煎餅、甘酒を使ったスイーツなど)
⑥保護者の運動の頻度と内容
登校付き添いのため、徒歩約1時間。
ケース5 1歳・医ケアあり・男の子のママの間食事情
①子どもの特性は?
医療的ケア
②子どもの年齢は?
1歳
③保護者の間食の頻度・理由
・8時
→朝の家事がひと段落し、朝ごはん代わりにするため。
・15時
→子どもの注入中で比較的ゆとりのある時間帯で、夕ご飯準備前に気合いを入れるため。
・20時
→もともと夕食後にデザートを食べながら家族時間を過ごしており、習慣となっているため。
④間食の内容
・8時→ヨーグルト、バナナ、コーンフレーク(軽くてお腹に程よく溜まるもの)
・15時→チョコレート、クッキー、アイス(甘い系が多い)
・20時→スナック菓子、チルドデザート(家族と分けやすいもの)
⑤太らないためのポイント
- 袋に入っているお菓子の場合、袋から直接取って食べると満足するまで食べ続けてしまうので、その都合食べる分だけを小皿に盛るようにしている。
- 食べる時間も「お風呂に入るまで」や「注入が終わるまで」など、次の行動に移るタイミングでキリよく終わるように意識している。
⑥保護者の運動の頻度と内容
基本的に自宅での生活時間が長いため、ながら運動が多い。(掃除機をかけながら階段を上り下りする・洗濯を干しながらストレッチなど)
なるべく家事をまとめて行うようにして、体を動かす時間を集中させることで脂肪燃焼に繋がれば良いなと思っています!
(サポートスタッフまり)
ケース6 24歳・重症心身障害・女の子のママの間食事情
①子どもの特性は?
重心
②子どもの年齢は?
24歳
③保護者の間食の頻度・理由
時間は特に決まっていない。
→仕事の合間や仕事の無い日の自由時間、夕方に夕食を作りながらなど。
自分を満足させるため、もしくは空腹を埋めるため。
④間食の内容
・ナッツ、チーズ、小魚アーモンド、せんべい、甘栗、漬物、プチトマト、果物
・時にはアイスクリームやチョコレートなど甘いもの
・コーヒー(だいすきなもの。すぐ中毒症状が出るため、極力避けるようにしている)
⑤太らないためのポイント
- 噛む必要のあるものやかみごたえのあるものを選ぶ
- 腹持ちや代謝を落とさないことを考えるなら、炭水化物よりタンパク質を多く含む食品(コロッケパンよりハムサンドなど)
- 炭水化物は日中多く取っておいて、夜はおかずメインで食べる
- こんにゃくゼリー
- カロリーゼロゼリー
- 少し高くてもプロテイン入チョコレートやカルシウム入りクッキーなどを選ぶ
- 小袋になっていて、一度に食べきる量が限られているものを選ぶ
⑥保護者の運動の頻度と内容
・普段車での移動が多く、歩いたりがなかなかできないため、家の中で筋トレをする
(原則毎日を自分に課す)
・スクワットとか腕立て(キッチン台で腕を屈伸するだけでも)など、ゆっくり筋肉に負荷をかけて、内転筋群を使う
(所属しているコミュニティのトレーニング&ダイエット部に報告することを励みにする)
【新生活での自己紹介 障害児ママたちの体験談】まとめ
体験談を書いてくれたママたちの子どもの年齢も障害もさまざまです。
子どもの状態はそれぞれ違っても、ケアの方法についてはお互い参考になるところがあるかと思います。
なかなか自分のペースでの生活が難しいママさんたちですが、限られた自分時間のなかでも、ほっと一息をつく時間を作っている姿勢が印象的です。
赤ちゃんから成人した後のケアまで幅広くコラムに書いていますので、ぜひ参考にしてください。
親子共に少しでも休息する時間が増えますように。
体の疲れが取れて、笑顔で過ごす時間が増えますように。
私は一人じゃないんだ。と感じてもらえたら、私もうれしく思います。
サポートスタッフ・相談室ピアサポーター アイス
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